市場POSデータとは、複数の小売りチェーンからPOSデータを収集し合算したデータを指します。店頭での販売の実態を把握できるので、食品トレンドの理解やメーカーマーケティングなどに活用いただけます。最も活用されているのは、食品スーパーマーケットの市場データです。
市場データを提供している会社は複数ありますが、各社独自に小売りチェーンからPOSデータを収集しているため、データに多少違いがあります。
市場POSデータで主にわかること
- どのメーカーの何のアイテム(SKU)が売れているのか
- 商品ごとに、どのくらいの支持差(購入差)があるのか
- どのカテゴリーへの関心が高い(売れている)のか
- エリアによって生活者の反応(購入)に差があるのか
- 値下げでどのくらい売れるのか
- いつ・いくらで購入されているのか など
もともとのPOSデータは店舗別ですが、市場POSデータは合算データですので、店舗別データを見ることはできません。市場POSデータの粒度は下記の通りです。
KSP-POSの例
商品軸:商品(SKU)別→メーカー別・カテゴリー別
時間軸:日次→週次(月曜~日曜)→月次→年次(1月~12月)
場所軸:都道府県別→エリア別→全国
店舗軸:店舗面積別→業態別(食品スーパーマーケット、ドラッグストア)