小売POSデータ分析では構成比と前期比に注目する【第22回】

では、前回の続きで、カテゴリー分析のデータを見ていきましょう。

 

注目すべきデータ指標は、構成比と前期比です。
まず飲料合計の前期比を見ると、チェーンAが98.4%に対し、市場は91.9%と両方ともマイナスになっていますが、チェーンAの落ち幅は市場より小さいので、前期比マイナスであっても悪くない状況です。

 

 

次に構成比に注目すると、炭酸飲料とコーヒー飲料が売上のほとんどを占めていることがわかります。チェーンAは市場の構成比より炭酸飲料が高く、コーヒー飲料は低くなっています。

 

カテゴリー別の前期比を見ると、チェーンAの炭酸飲料が107.4%と大きく伸びており、コーヒー飲料も93.7%と市場の前期比より良い状況でした。

 

今回の事例では、チェーンAは市場の状況より良いため、改善すべきところは基本的にありませんが、炭酸飲料が大きく伸びていたので、コーヒー飲料ももう少し伸ばせる余地があったかもしれませんね。

 

次回は、アイテム別の分析に進み、「アイテムが“売れている”の意味を考える」視点を解説します。

 

 

 

データ出典:KSP-POS

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