2025年 12月 の投稿一覧

売上好調カテゴリーにおける、平均価格を切り口とした提案

得意先の売上高・数量が伸びていても、平均価格が下がっている場合、
過剰な値下げによる利益率悪化になっていないでしょうか。
昨今ではインフレ傾向にある中、無駄な値下げを行っていないか、注視する必要があります。

 

ここでは、オリーブオイルの事例を基に、ご説明していきます。

 

小分類「食用油」全体よりも、金額増減率が上回っており、足元では好調と言えますが、
平均価格が大きく下がっています。
次にオリーブオイルの商品別データから、平均価格を下げている商品を見ていきます。

 

「CGC コルドリーヴァオリーブオイルEXV」2品、
「日清オイリオ やさしーく香るEXVオリーブオイル PET 350g」が
平均価格増減率▲22~▲26%と大きく平均価格を下げています。

 

オリーブオイルの価格改定が一巡、かつ相場が下がっているものの、非効率な値下げを
行っていないか、注視すべきです。特売価格の見直し、
定番品揃えの見直しを行い、利益率改善を提案してまいりましょう。

改訂)生成AIはPOSデータ分析できる?実験してみた①(2025年10月時点)

前回、「POSデータ分析とAI」について書きましたが、今回は実際に現在の生成AIでPOSデータ分析ができるかを検証したいと思います。利用した生成AIは、2025年10月時点の「ChatGPT 5」です。

 

 

 

分析対象データは以下を利用しました。カテゴリー別の販売金額と平均価格の単月比較と、比較的シンプルなデータです。

以下のプロンプトで実行しました。

アウトプットは以下のようになりました。

前年同月比を計算して、伸び率が高い、「畜産缶詰」をピックアップしていました。
次にもう少し具体的な条件で作成しました。

アウトプット

伸び率や売上構成比の計算が正確に行われており、売上構成比10%以下のカテゴリーを除外する条件も適切に反映されています。分析の基本に忠実で、妥当な結果が得られました。

今回はデータ量が少なめでしたが、次回はより多くのデータを用いて精度を検証してみたいと思います。

売上好調カテゴリーの細分化(ドリルダウン)で不振カテゴリーを見出す

売上好調カテゴリーだからといって、全ての商品が順調とは限りません。
細分化(小分類・容量別・フレーバー別・SKU別など)して数値を把握することで、
全体の中に潜む不振要因を探索していきましょう。
単なる「好調」の裏に隠れた、伸びしろのあるサブカテゴリーを把握できるかもしれません。

今回は「マーガリン・ファットスプレッド類」の事例をご紹介します。
以下、小分類「乳製品」の細分類別数値です。
「マーガリン・ファットスプレッド類」の金額増減率は、全体を上回り好調です。

 

 

次に「容量(大・中・小)」に細分化してみます。
※容量別の基準については、抽出後に独自に作成して付与しています。
小容量が全体の増減率を下回っている事がわかりました。

では、小容量(〜100g未満)SKU別データを見てみましょう。

 

 

 

 

 

「明治 チューブでバター1/3ガーリック」以外、小容量全体を押し下げています。
分析結果は、得意先の販促組み換え・定番差替の根拠にして、売上利益拡大につなげましょう。