今回も前回に引き続き、価格弾性分析について説明していきます。
前回見ていただいた価格弾性分析の例のように、必ずしも価格を変えることで販売が変化するわけではありません。価格設定を検討する際には、そのアイテムの価格弾性が、どのような特徴があるのかをまず知っておくことが大切です。
以下は、価格弾性の代表的なパターンです。
価格弾性は大きく5つのパターンに分類することができます。しかし、すべてのアイテムが5つのパターンのいずれかに該当するわけではなく、5つのパターンの複合タイプも存在します。
前回紹介したアイテムの例を見ていただくと、一定の価格を下回ると販売が急激に伸びる「パターン1」に該当することがわかると思います。
価格弾性のパターンはカテゴリーの特徴だけでなく、そのアイテムがカテゴリー内のトップブランドかセカンドブランドかでも変わってくるため、自社アイテムの価格弾性がどのような動きになるかを知ることはとても重要です。例えば、自社アイテムが価格の変化で販売がほとんど影響しないパターン5であれば、価格の変更は比較的容易であることがわかります。
ぜひ、一度自社のアイテムについて分析してみてください。
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データ出典:KSP-POS