発行日:2026年10月5日
KSP-POS マーケットトレンドレポート Vol.194
- 高たんぱくヨーグルトは、直近5年間で金額178%、数量150%伸長している。
- 2026年も8月時点で毎月前年比100%以上の伸長となっている。
- アイテムランキングでは大容量商品が大きな伸長を記録している。
*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。
直近5年間の実績推移
通常のヨーグルトよりたんぱく質を多く含む”高たんぱくヨーグルト”群が好調な動きを見せている。
ヨーグルトカテゴリーの中で、商品名に「パルテノ OIKOS オイコス SAVAS ザバス ギリシャ たんぱく タンパク プロテイン PROTEIN」いずれかを含む商品を高たんぱくヨーグルト商品と定義し、実績を確認した。
直近5年間のヨーグルト全体の実績、高たんぱくヨーグルトの実績それぞれを指数にして確認したところ、ヨーグルト全体では金額横ばい、数量は減少しているのに対し、高たんぱくヨーグルト群では金額数量ともに大きく上昇していることがわかる。特に高たんぱくヨーグルト群は、金額だけでなく数量も2021年比で1.5倍となっていることから、市場が拡大していることが読み取れる。

▲KSP-POS 食品SM(全国、2021年-2025年)
2026年の実績推移
2026年のヨーグルト全体の実績は、金額は毎月前年比100%以上となっているのに対し、数量は前年割れとなっている月が多くなっている。
▼”ヨーグルト全体” 2026年月別の金額・数量・前年比推移

一方で、高たんぱくヨーグルト群については、金額・数量ともに毎月前年100%以上を記録しており、2026年も好調な商品群であることが窺える。
▼”高たんぱくヨーグルト”群 2026年月別の金額・数量・前年比推移

▲KSP-POS 食品SM(全国、2026年1月-8月)
メーカー別金額構成比
メーカー別金額構成比を確認したところ、2021年時点では森永乳業が最も金額シェアが高いのに対し、2025年にはダノンジャパンが最も金額シェアが高くなっている。市場自体が拡大している中、特にOIKOSブランドが急成長していることが推察される。

▲KSP-POS 食品SM(全国、2021年-2025年)
アイテムランキング・容量帯別比較
アイテムランキングを確認すると、8月時点で発売1年未満の商品を除くすべての商品が前年以上の販売金額を記録していることがわかる。1位の「森永乳業 ギリシャヨーグルト パルテノ プレーン 280g」は前年比323%となり、他商品と比較して大きく伸長した。この商品は他の商品より内容量が多いことが特徴だ。また、14位の「国分 PB ギリシャヨーグルト 350g」、15位の「ホリ乳業 ホリビオティック ギリシャヨーグルト 350g」も大容量でありながら他の商品と比較して大きく伸長している。
高たんぱくヨーグルト アイテムランキング(2026年1月-8月)

▲KSP-POS 食品SM(全国、2026年1月-8月)
最後に、高たんぱくヨーグルト群の容量帯別の金額実績を比較する。
200g未満の商品を1食タイプの商品、200g以上の商品を大容量タイプの商品と定義した場合、それぞれの金額実績および増減率は以下のグラフの通りである。1食タイプは前年比112%の伸長に対し、大容量タイプは前年比219%の伸長であった。
このことから、高たんぱくヨーグルトは市場が成長するにつれ、1食タイプのものではなくコストパフォーマンスに優れた大容量タイプを求める消費者が増えている可能性が推察される。

▲KSP-POS 食品SM(全国、2026年1月-8月)
*KSP-POSの平均価格、金額は全て税抜です。
調査概要
POSデータ: KSP-POS 年次、月次データ
期間 :年次2021年~2025年、月次2026年1月~2026年8月
地域 /店舗数 : 全国 食品スーパー695店舗
*KSP-POSは全国約1050店舗の食品スーパーから収集した販売情報データベースです。
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