かつてドラッグストア(DgS)は、食品の品揃えを強化することで来店頻度を高め、売上を拡大してきました。しかし、昨今の相次ぐ食品値上げの中で、その戦略は今も有効なのでしょうか。本レポートでは、2025年3月-8月のKSP-POSデータを用い、食品スーパー(SM)との比較からDgSにおける食品販売の最新動向と今後の変化の兆しを分析します。
健康美容効果に加え、飲用だけではない利用も広まっている植物性ミルク。豆乳&アーモンドミルクの好調が続いている
発行日:2025年9月10日
KSP-POS マーケットトレンドレポート Vol.189
- 物価高騰の食品が多い中、価格が安定している豆乳。直近1年の金額前年比107%、数量前年比108%。年間を通して前年プラスが続いている。
- アーモンドミルクはシェア1位アーモンド効果の好調&アーモンドブリーズのリニューアルによって大幅な売上アップが継続中。
*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。
グルテンフリーでヘルシー、もっちり食感!幅広く使える米粉は年間を通して売上大幅UP
発行日:2025年7月22日
KSP-POS マーケットトレンドレポート Vol.188
- 小麦粉や片栗粉の価格が上がっている中、米粉の価格は安定(平均価格前年比101%)
- グルテンフリーでヘルシー、もっちり食感が特徴の米粉は、お菓子作りやパン作り、揚げ物など様々な用途で使う事ができる。
- 農水省「コメニ」では米粉の利用促進を図っており、今後も米粉の拡大に注目したい。
*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。
【2025年度上期1月ー6月】食品全体の価格上昇率は5.2%。24年に一旦落ち着いた値上げ率が再上昇。値上げ傾向が強まる。
今回は最新の値上げ実態を、2025年上期(1月~6月)の食品スーパーマーケットのPOSデータをもとにご報告します。
KSP-POSとは、株式会社KSP-SPが提供する食品スーパーマーケットの市場POSデータです。
店頭での値上げの実態、値上げ後の販売状況などが月次データ、週次データで確認いただけます。詳細はこちら→
【2025年5月】米価格高騰「ごはんのお供」への影響は?
米の価格高騰が続いています。政府備蓄米の販売によりやや落ち着きをみせているものの、消費者による米の「買い控え」や「消費量の減少」は継続しているものと思われます。
では、ご飯と一緒に食べることが多いカレーや漬物といったカテゴリ―にも影響は及んでいるのでしょうか。KSP-POSを使って確認してみましょう。
