価格関連指標

ワード解説 最頻平均価格

出現頻度の最も高い売価(1円単位)

→ 最頻平均価格は163円

 

最大出現回数の価格と言うこともできます。この値段(店の平均)で売っている店が多いということです。

 

最頻平均価格=定番価格となることもあり、定番価格や定番特売などの情報とみることができます。

 

※KSP-POSの週次・月次検索における最頻価格の考え方

 

ステップ1) 抽出期間における平均価格を店舗毎に算出
ステップ2) 店舗毎の平均価格から最頻価格を導出

→週単位や月単位の最頻価格です。日々のPOSデータによる厳密な値ではありません。

ワード解説 平均価格中央値

店別期間平均価格の中央値

 

→ 中央値は(150円+152円)÷2=151円

 

 

順に並べていって、中央値=累積50%の店舗を含む価格。分布に偏りがなければ、最高と最低の間の値になります。平均価格中央値の変化は、特売店舗増減の参考指標とすることもできます。

 

※KSP-POSの週次・月次検索における中央値の考え方

 

ステップ1) 抽出期間における平均価格を店舗毎に算出
ステップ2) 店舗毎の平均価格から中央値を導出

→週単位や月単位の中央値です。日々のPOSデータによる厳密な値ではありません。

ワード解説 最低価格

店別期間平均価格の最小値

 

→ 最低価格は87円

※KSP-POSの週次・月次検索における最低価格の考え方

 

ステップ1) 抽出期間における平均価格を店舗毎に算出
ステップ2) 店舗毎の平均価格から最低価格を導出

→週単位や月単位の最低価格です。日々のPOSデータによる厳密な値ではありません。

ワード解説 最高価格

店別期間平均価格の最大値

 

→ 最高価格は188円

※ KSP-POSの週次・月次検索における最高価格の考え方

 

ステップ1) 抽出期間における平均価格を店舗毎に算出
ステップ2) 店舗毎の平均価格から最高価格を導出

→週単位や月単位の最高価格です。日々のPOSデータによる厳密な値ではありません。

ワード解説 金額構成比 (金額シェア)

金額構成比(%)は、金額 ÷ 金額計 で算出します。

カテゴリーやエリアなどの場合は金額構成比、メーカーや商品・ブランドなど競合関係にある場合は金額シェアと呼ぶことが多く、市場占有率と呼ぶこともあります。

カテゴリーやサブカテゴリーの構成比が拡大しているか、縮小しているかを見ることによって、今勢いのあるカテゴリーなのか、また今後チャンスがあるカテゴリーなのか、などの判断材料にすることができます。

一方シェアは、企業が提供する商品・サービスが、期間、エリア、商品カテゴリーなどの一定の市場の範囲内でどれくらいの販売金額の割合を占めているかを示す比率(パーセント)のことを指します。

例えば、カテゴリーの売上合計金額が1億円で、そのうち対象企業の売上金額が2,500万円だったとすると、金額シェアは25%になります。

また、シェアを見る時にはカテゴリー設定の切り口も重要な要素になります。例えば清涼飲料を分析する際、フレーバー別に見るのか、容器やサイズ別に見るのかによって、自社と競合の関係に差が出るので、慎重に設定する必要があります。

対象の企業や製品が、市場の中でどのくらいの重要度や影響力を持っているのかを表すことができるため、企業にとって重要な指標になります。また、市場におけるシェアが高いことは一つの宣伝材料にもつながるため、消費者にとっても商品を選択する基準項目の一つになる場合もあります。

構成比やシェアが拡大していても実数は減少している(或いはその逆)のケースもあるので、前年同期比など、伸長率と合わせてデータを読み取る必要があります。

ワード解説 平均価格

平均価格は、金額 ÷ 数量 という数式で算出され、商品が平均して1ついくらで購入されたかを表します。

 

平均価格は最もよく売れた価格が大きく反映されます。通常、特売が実施されると販売数量が定番時よりも増加するため、平均価格は定番価格よりも低くなる傾向があります。安くてたくさん売る店舗の影響が出やすいので、相対的に低めになります。

 

下記の例ですと、定番価格は300円ですが、土日に特売が実施され販売個数が増加したため、1週間の平均価格は特売価格の影響が大きく反映され、定番価格より低めの247円になります。

 

平均価格は販売金額、販売数量と整合性があり、一般的でわかりやすいのでよく使われる指標ですが、安い値段で大量に販売されると、大きく平均価格が下がるため、多くの店舗での動向とは異なることがあるので注意が必要です。

尚、KSP-POSの価格は税抜きです。

 

ワード解説 KSP-POS

株式会社KSP-SPが提供する市場POSデータです。「KSP-POS」は食品スーパーマーケット(食品、日用品)と、ドラッグストア(食品)を提供しています。

多くの食品卸売業で利用され、業界のスタンダードデータになっています。

食品卸売業、メーカー(食品メーカー、原材料メーカーなど)、専門誌(食糧新聞社、ダイヤモンド・チェーンストアなど)を含め、約200社以上に日々データを活用いただいております。その他、官公庁や各種研究機関などにもデータを提供しております。

 

KSP-POSで提供しているデータの内容

  • 商品(SKU)単位の販売動向
  • 都道府県別、エリア別の動向
  • メーカー別の動向
  • カテゴリー別の動向
  • 年次、月次、週次、日次の動向

 

 

KSP-POSで提供している主な指標

  • 金額関連指標:販売金額、金額構成比、金額/店、金額/販売店千人、金額/全店千人 など
  • 数量関連指標:販売数量、数量構成比、数量/店、数量/販売店千人、数量/全店千人、週販数量/販売店 など
  • 価格関連指標:平均価格、平均価格中央値、最頻平均価格 など
  • 販売店率(配荷率、カバー率)関連:販売店率、加重販売店率
  • アイテム数関連:アイテム数、アイテム数ABC、メーカー数 など
  • その他:客数関連指標、販売店舗関連指標 など

 

KSP-POSで提供しているカテゴリー分類
●KSP標準分類

  • KSP商品分類

 

KSP-POSで提供しているデータ期間(食品スーパーマーケット)

  • 年次:2003年~
  • 月次:2002年4月~
  • 週次:2006年第1週~

*週次データは月曜~日曜で集計。1月第1月曜日の週を第1週とカウント。

 

KSP-POSの提供方法

  • 月額定額のクラウドサービス
  • スポットでのデータ提供

 

なお、一部の企業様へはデータ提供をお断りする場合がございますので、ご了承ください。個人の方へはデータは提供しておりません。学生の方の研究向けに、一定範囲のデータを無償で提供しております。詳しくはお問合せください。

 

*価格関連指標は税抜きです。