データ可視化

トレンド分析は“期間設定”で説得力が変わる!

先述の記事において、トレンド分析の期間を5年とお伝えしました
この記事では、期間設定を「状況に応じて変える」事で、更に効果的にトレンド分析を行える事、ご紹介して参ります。

 

 

短期間で動きの大きいモノについては、短期間のトレンド分析で示す。

 

例として、2022年に大流行した、ヤクルト1000を例にご紹介します。
2021年10月 – 店頭販売用の「Y1000」が全国発売
2022年    – 大流行となり、店頭欠品が頻繁にみられる状況となる
2023年以降 – 生産体制を整え、供給量増加したため、大幅伸長

 

ヤクルト1000 金額推移

 

短期間で動きが大きい商品については、5年間ではなく、
比較的短期間で示す事で相手に分かりやすく伝える事ができます。

 

一方、先述の記事では、緩やかに変化するカテゴリーについて触れており、以下の考えでお示ししました。
・安定したカテゴリーの場合は、5年など比較的長期のデータを示し、中期的な売場戦略につなげて頂く
安定したカテゴリーの場合、年ごとの変化量が少なく、インパクトに欠けます。
そこで、「5年」と長期的な期間を示す事で、変化量をある程度大きく見せます。
結果、説得力を高めて、しっかりと相手に伝える事ができます。

 

上記、いかがでしたでしょうか。
ご自身で納得された資料をお出ししないと、相手も納得されないと思います。
提示するデータの期間は、色々と試行錯誤されると思いますので、本記事がひとつの指針となれば幸いです。

 

「ひと目で伝わる!折れ線グラフの色づかいテクニック」

リモートワークが増える中、オンラインでバイヤーと商談する機会も増えている事と思います。

画面上でも、ひと目で伝わるように、折れ線グラフの色づかいを工夫する方法についてお伝えしていきます。

 

まずみなさまにお聞きしたいのですが、
下の2つのグラフにおいて、「コーヒー飲料」「炭酸飲料」をバイヤーに見てもらいたいとき、
どちらのグラフの方が目にとまりやすいでしょうか。

グラフ1

 

グラフ2

 

 

おそらく、多くの方がグラフ1の方かと思います。
伝える必要のないところを目立たせない様にすることに加えて、
伝えたいところを目立たせる色使い、画像の活用に取り組んでみましょう。

 

以下の方法を参考に、ぜひ試してみてください。

 

折れ線グラフの加工方法(Excel)

*Microsoft365の場合。その他のソフトでは操作方法が異なる場合があります。

 

最初は以下のようにグラフができます。

 

まずは「データラベル」を出していきましょう。

手順:数値を表示させたい点を選択・右クリック⇒「データラベルの追加」を2回続けて選択

 

↓ひとつずつ設定すると、以下のようになります。

 

 

次に不要な「縦軸」を消しましょう。
手順:「縦軸の数値をクリック」⇒「Delete」ボタンで削除

 

↓以下のようになります。

 

次に色使いです。

手順:「折れ線ごとに選択・右クリック」⇒「塗つぶし・枠線」ボタンで色を選択
     ⇒ここではコーヒー飲料を茶色、炭酸飲料を青色、その他をグレーで設定

↓以下のようになります。

 

仕上げに「フォントの大きさ」「枠線の太さ」「画像貼付」を設定して完成です!