トレンド分析を行うカテゴリーの粒度

目的によって、カテゴリーの粒度(細かさ)は変わってきます。
お悩みにでそうな事例を、いくつか挙げていこうと思います。

 

 

棚割スペース拡大を図り、自社商品の導入スペースを確保したい

たとえば、販売好調な自社商品の定番導入を目指す場合、
同一カテゴリー内で差し替えを狙うには、まだ販売実績が十分でない…というケースもあるでしょう。

その際には、不調な“別カテゴリー”を縮小し、自社商品が属するカテゴリーの棚スペースを拡大する、という方法も有効です。
このアプローチに向けては、自社商品の属するカテゴリーと、同レベルにある他カテゴリーの規模や
トレンドを比較・分析するのがポイントです。

 

新商品や小規模カテゴリーの場合の対処法:サブカテゴリーを作る

ただし、自社商品が属するカテゴリーが小さく、棚割スペースも極端に小さい場合や、
新たなカテゴリーを立ち上げたい新商品の場合、上記の方法は使いづらいことがあります。

そのような時は、「サブカテゴリー」を自ら作成することをおすすめします。作成時には、留意すべき点が2点あると思います。
・商談相手(バイヤー、卸営業など)が理解できるか、違和感を持たないかという点
「漏れ」なく括りを作ること。必ず「その他」を作る事で対処すること。

 

作成時の留意点は次の2つです。

  • 商談相手(BY、特約店営業)が理解できるか、違和感を持たないかという点
    事前に相手の考えを伺い、参考にして受け入れられうるカテゴライズを検討しましょう。
    商談時には、サブカテゴリ―に含めた商品の一覧も持参して、質問に備える事をオススメします。
  • 「漏れ」なく括りを作ること。必ず「その他」を作る事で対処すること
    いくつか例を挙げます。
    フレーバー別分類:プレーン、スモーク、ペッパー、その他
    容器形態別分類:パウチ、個包装、カップ、チューブ、その他容器

 

「その他」に入るデータが少量であっても、見る側にとっては「網羅的に考えられている」
ことが伝わり、資料の信頼性向上に繋がります。
サブカテゴリーの設計は、導入提案における“見せ方の技術”とも言えます。

 

ご提案活動の中に、ぜひ取り入れてみてください。

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