「売れる兆し」はここにある!POSと店頭調査で見抜く新カテゴリーチャンス

新たなカテゴリーへの参入を検討する際、「他カテゴリーの事例」を参考にすることは非常に効果的です。
本記事では、主な情報源として活用できる 「POSデータ」 と 「店頭調査」 の活用方法をご紹介します。

 

 

 

【POSデータ】

まずは、POS(販売データ)を活用して成長しているカテゴリーの傾向を掴みましょう。

例として、調味料カテゴリーを見てみると、近年チューブタイプの商品の販売が増加しています。
この背景には、「簡便ニーズの高まり」や「共働き世帯による時短志向」といった生活スタイルの変化があると考えられます。
このようなデータをもとに、現行商品ラインアップに加えてチューブタイプを投入すれば、
“既存商品の派生”ではなく、“新カテゴリーへの参入”という戦略が成り立ちます。

 

【店頭調査の活用】

次に、複数のチェーンで定期的な店頭調査を行うことも非常に重要です。

以下のような視点で観察すると、新しい発見が得られます。
・取扱い商品が増えているのはどの商品か
・カテゴリーごとの陳列商品数はどう変化しているか
・実際に手に取っているお客様の性別・年代など(定性情報)

こうした情報は、現場に即した“生きたデータ”として、戦略立案に活用できます。

 

新しい市場やカテゴリーチャンスを見つけるには、POSと店頭の両面からじっくり分析する時間と視点が必要です。
今回ご紹介した方法が、新規カテゴリーへの参入や、皆さまの業績向上のヒントになれば幸いです。

 

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