2025年 8月 の投稿一覧

商談に勝つために>ひと目で伝わる!一覧表の色づかいテクニック

ここからは、短い商談時間の中で、バイヤーにひと目で伝わるように、色づかいを工夫する方法についてお伝えしていきます。

まずみなさまにお聞きしたいのですが、
下の2つのグラフにおいて、「アイテム3」「アイテム4」をバイヤーに見てもらいたいとき、
どちらのグラフの方が目にとまりやすいでしょうか。

 

グラフ1

 

グラフ2

 

おそらく、多くの方がグラフ1の方かと思います。

伝える必要のないところを目立たせない様にすることで、伝えたいところを明確にする工夫をしてみましょう。

 

以下の方法を参考に、ぜひ試してみてください。

 

図形の透明度を設定する方法(Excel)

*Microsoft365の場合。その他のソフトでは操作方法が異なる場合があります。

 

手順①:「挿入」⇒「図」⇒「四角形」を選択

 

手順②:「図形の書式」⇒「図形の塗りつぶし」⇒「灰色」を選択

 

手順③:「図形の書式」⇒「図形の枠線」⇒「灰色」を選択

 

手順④:「図形の書式」⇒「塗りつぶしの色」⇒「透過性」を設定(ここでは30%とします)

 

手順⑤:完成した「図形」を目立たせたくない箇所において完成です!

 

 

悩む品揃え、どう決める?データで支える商品入れ替え戦略

バイヤーは、以下の様な悩みを持たれています。

(コーヒー飲料の品揃えを増やし、炭酸飲料を少し減らそうと考えているけれど…)

(どの商品を減らして、どの商品を新しく入れるべきか…。候補が多すぎて決められない…)

 

 

そんな時は、POSデータを使って整理・分析することで、判断しやすくなります。

ここでは「金額/店(1店舗あたりの売上)」
「実績店数(実際に売られている店舗数)」という2つの指標を使います。

 

この2つをもとに、「もっと多くの店舗で扱えば売上に貢献できる商品」を見つけましょう。

 

たとえば以下のようなケース:

炭酸飲料、コーヒー 販売金額アイテム別ランキング

エリア:全国、期間:2020年4月-2021年3月 *架空の数値です

 

アイテム3とアイテム4の「金額/店」を比較すると、アイテム3の方が高いにもかかわらず、
アイテム3はまだ取扱店舗数が少ない。

⇒ このような場合、アイテム3の取り扱い店舗を増やすことが効果的だと考えられます。

 

ここまでは、商談の流れに沿った商品選定の考え方をご紹介してきました。
次のコンテンツでは、短い商談時間でもバイヤーにしっかり伝わるように、図や表の見せ方を工夫する方法についてお話します。

分かりやすく、伝わる資料づくりにぜひお役立てください。