今回も店別日次データを活用した価格分析について、前回の続きを見ていきます。
上記の2つのグラフは、上が価格帯別の販売状況、下が価格帯別の出現回数と平均価格の推移です。
下のグラフは、前回の出現構成比を実数で表示したもので、基本的に見方も同じですが、出現構成比ではなく出現回数で見ると、値上げ後の総出現回数が若干減少しており、一部店舗で品揃から外された可能性があります。
また、値上げすることで販売がどうなるのかが気になるところですが、上のグラフを見ていただくと、当期の4月以降も販売は大きく下がっていないことがわかります。
ただし、値上げ後で販売の高い週は例外なく320円以下の販売が大きくなっており、低価格販売による販売増をどのように判断していくかは、今後の課題と言えます。
データ出典:KSP-POS