今回で、小売店POSデータ分析は最終回です。
小売店POSデータ分析は市場POSデータと比較して、ギャップを見つけることが基本と以前書きました。今回はアイテム分析において、小売店では販売されていない商品を提案する分析です。
小売店で自店では販売していないが、市場では良く売れている商品がないか、ということは常に気にしています。
以下は、市場POSデータのアイテムランキングで、青色のアイテムが提案する小売チェーンAでは販売されていないアイテムです。
市場で3位のアイテムが小売チェーンAでは販売されておらず、特別な理由がなければ、このアイテムは死筋商品に替えて、配荷すべきです。
小売店POSデータ分析の目的は、店舗の売上を高めるためですので、より売れる商品を品揃えすることを検討します。メーカーの立場では、自社の商品を配荷してほしいですが、自社の商品を置けば店舗の売上アップに貢献できることを、客観的に提案していくことが大切です。
データ出典:KSP-POS