
今回は、エリア分析について紹介します。
エリア分析は、基本的にメーカーやアイテムのエリア状況だけでなく、カテゴリー計と比較して、そのギャップを見つけることがポイントです。
エリアの県構成はデータにより異なり、自社の営業エリアの県構成と違うことがありますので、注意してください。
前年からの伸び率は、すべてのエリアでプラスとなっていますが、カテゴリー計では九州や北海道が高く、首都圏や東海、近畿の伸び率は相対的に小さくなっています。
カテゴリーのエリア別状況と自社のエリア別状況を比較し、自社として強化していくべきエリアはどこなのかなどを検討していくことがエリア別分析では大切です。今回の例では、メーカーAはカテゴリー計の伸び率よりすべてのエリアで伸び率が高くなっていますが、あえて挙げるのであれば、北関東はカテゴリー計の伸び率とほぼ同じなので、強化の余地がありそうですね。
ここまで、様々なPOSデータ分析を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
次回からは、中級編として、いくつかのデータ指標を紹介していきます。
データ出典:KSP-POS