ワード解説 金額構成比 (金額シェア)

金額構成比(%)は、金額 ÷ 金額計 で算出します。

カテゴリーやエリアなどの場合は金額構成比、メーカーや商品・ブランドなど競合関係にある場合は金額シェアと呼ぶことが多く、市場占有率と呼ぶこともあります。

カテゴリーやサブカテゴリーの構成比が拡大しているか、縮小しているかを見ることによって、今勢いのあるカテゴリーなのか、また今後チャンスがあるカテゴリーなのか、などの判断材料にすることができます。

一方シェアは、企業が提供する商品・サービスが、期間、エリア、商品カテゴリーなどの一定の市場の範囲内でどれくらいの販売金額の割合を占めているかを示す比率(パーセント)のことを指します。

例えば、カテゴリーの売上合計金額が1億円で、そのうち対象企業の売上金額が2,500万円だったとすると、金額シェアは25%になります。

また、シェアを見る時にはカテゴリー設定の切り口も重要な要素になります。例えば清涼飲料を分析する際、フレーバー別に見るのか、容器やサイズ別に見るのかによって、自社と競合の関係に差が出るので、慎重に設定する必要があります。

対象の企業や製品が、市場の中でどのくらいの重要度や影響力を持っているのかを表すことができるため、企業にとって重要な指標になります。また、市場におけるシェアが高いことは一つの宣伝材料にもつながるため、消費者にとっても商品を選択する基準項目の一つになる場合もあります。

構成比やシェアが拡大していても実数は減少している(或いはその逆)のケースもあるので、前年同期比など、伸長率と合わせてデータを読み取る必要があります。

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