
前回に引き続き、アイテムランキングのデータを見ていきます。
リーフ日本茶販売金額アイテムランキング 全国
20年4月-21年3月vs 21年4月-22年3月
1位のアイテムAは当期の金額シェアが4.0%で、他のアイテムと比較して圧倒的なシェアを獲得し、さらに0.1ポイント金額シェアを伸ばしています。金額シェア2%台のアイテムBとアイテムCは、金額シェアは維持していますが、金額増減率は大きく落ち込んでいます。4位以下のアイテムについても、新商品を除いてほとんどのアイテムの金額増減率が落ち込んでおり、厳しい状況になっています。
そして、販売金額の増減の要因を分析する指標が、販売店率、1店あたりの販売数量、平均価格の3つです。POSデータは「なぜ販売が減少したのか(伸びたのか)」という疑問について、「家庭で急須を使ってお茶を入れる世帯が減少している」のような消費者行動視点での要因はわかりません。しかし、販売の視点での要因はPOSデータで分析することができ、その指標が上記の3つの指標となります。
次回から数回に分けて、この3つの指標について説明していきます。
データ出典:KSP-POS