マーケットトレンドオープンレポート

能登半島地震発生から1カ月。全国での食品売上(食品SM)に影響はあったか?

発行日:2024年2月1日
KSP-POS マーケットトレンドレポート Vol.174

  • 2024年1月1日に発生した能登半島地震を受けて、全国の食品SMではカンパン等の防災商品の売上が増加。
  • 一方で、防災意識の高まりによって売上が増加すると考えられる飲料や米飯加工品、缶詰の売上はほとんど反応を見せなかった。
  • 例外は、やきとり缶詰。他の缶詰は2024年以降も以前と同様の売上傾向であったが、やきとり缶詰は2024年以降前年プラスの売上に転じた。

*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。

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2023年振り返り

発行日:2023年12月27日
KSP-POS マーケットトレンドレポート Vol.173

  • 年間を通して平均価格は前年プラス、数量は前年マイナス。
  •  乳酸菌飲料の好調は続いており、各メーカー前年プラスで推移。
  • たまごの平均価格上昇の影響が大きく、ピーク時の2023年6月、10個入たまごは前年+93円まで上昇。
  • なっちゃん等の果汁飲料も年間を通して前年プラスで推移。

*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。

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酒税改正から約2か月経過。その後の動向は?

発行日:2023年12月8日
KSP-POS マーケットトレンドレポート Vol.172

  • 2023年10月1日の酒税改正により、シェアが拡大したビール、縮小した第3のビール。状況は徐々に元に戻りつつあるが、改正前の9月上旬と比較するとまだ戻りきってはいない。
  • 第3のビールの買いだめによる家庭内ストックはほぼ終了したのか、容量別の売上シェアは増税前と同程度に戻っている。
  • サッポロビールは、定番品の前年プラスに加え、健康訴求の新商品や、飲食店でお馴染みの「赤星」の缶ビールを数量限定発売するなど、10月以降シェアを拡大している。
  • アルコール度数3.5%の「スーパードライ ドライクリスタル」はビールカテゴリーに大きなインパクトを与えた。

*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。

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冬の訪れと共に急上昇!鍋つゆ売上動向

発行日:2023年11月15日
KSP-POS マーケットトレンドレポート Vol.171

  • 急激に気温が下がった11月11日~12日の週末にかけて鍋つゆの売上が伸長。
  • 都道府県別にみても全エリアでこの週に売上が大きくなった。
  • 今期鍋つゆ新商品は、ラーメンの名店とのコラボ商品が多数。

*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。

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酒税改正により価格差が縮まるビール系。日次動向から見える状況は?

発行日:2023年10月13日
KSP-POS マーケットトレンドレポート Vol.170

  • 2023年10月1日酒税改正により、第3のビールは増税、ビールは減税。また同タイミングで価格を改定した商品も多く見られ、ビール・発泡酒・第3のビールの価格差が減少。
  • 増税になった第3のビールでは駆け込み需要が発生し、前日の9月30日には大きく売上が伸長。増税後の売上減少は1週間経過した10月8日時点でも回復が見られない。
  • 減税になったビールは10月1日以降、売上が伸長し、ビール系全体の中でのカテゴリーシェアが大きく拡大。これに伴い、ビール系全体でのアサヒビールのメーカーシェアが増加した。

*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。

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