前回は、2023年1月データで値上げの状況をご報告いたしました。引き続き、最新3月データを使って、値上げの実態を見ていきます。
価格動向
「物価の優等生」は過去?価格高騰と深刻化する卵不足を「KSP-POS」から検証する
日本国民1人あたりの卵の消費量は世界で2番目。物価の優等生とも言われている卵の値上がりが止まりません。飼料価格の高騰に加え、鳥インフルエンザの感染拡大も重なり鶏卵の確保が追い付かず、外食産業では卵商品の販売休止が相次いでいます。
KSP-POS週次データから、食品スーパーにおける卵の販売状況を確認してみましょう。
【2023年1月】7割商品で平均価格3%以上上昇。サラダ油・天ぷら油の上昇率は23.1%。
2021年後半から食品の値上げラッシュが1年以上続いています。今後もさらなる値上げが発表されていますので、ゴール地点はまだ見えていませんが、最新状況を2023年1月データで確認してみます。
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