能登半島地震

【2024年12月】家庭の備えは、大丈夫? 2024年の防災用品販売動向を振り返る

阪神淡路大震災から30年。そして2025年1月13日午後、宮崎県で最大震度5弱の地震が発生し、気象庁は南海トラフ巨大地震の発生リスクを検討する「臨時情報」を発表しました。臨時情報が出るのは2024年8月に続き2度目です。またこの冬北日本は、例年の降雪量を大幅に上回る大雪に見舞われています。

1月の能登半島地震後、そして宮崎県で地震が発生し南海トラフ地震の臨時情報が出た2024年8月には、防災関連商品の売上が大幅に増加しましたが、その後の販売状況はどう変化しているでしょうか。

KSP-POSデータから、食品スーパーにおける防災関連商品の販売状況を確認してみましょう。

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能登半島地震発生から1カ月。全国での食品売上(食品SM)に影響はあったか?

発行日:2024年2月1日
KSP-POS マーケットトレンドレポート Vol.174

  • 2024年1月1日に発生した能登半島地震を受けて、全国の食品SMではカンパン等の防災商品の売上が増加。
  • 一方で、防災意識の高まりによって売上が増加すると考えられる飲料や米飯加工品、缶詰の売上はほとんど反応を見せなかった。
  • 例外は、やきとり缶詰。他の缶詰は2024年以降も以前と同様の売上傾向であったが、やきとり缶詰は2024年以降前年プラスの売上に転じた。

*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。

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