発行日:2022年9月30日
KSP-POS マーケットトレンドレポート Vol.158
- 睡眠ケアを謳う商品の売れ行きが好調。
- 話題のヤクルトY1000は、品薄状態から生産体制を強化し、売上が急伸。
- 既存の機能性表示の快眠訴求商品も、直近の金額前年比2桁アップで好調。
*POSデータの対象店舗数、抽出期間等は巻末参照。
サブカテゴリー別
商品名称に快眠を謳う商品群は、前年比大幅プラスで推移。健康食品の構成が大きいが、2022年3月以降、デザート類も出現。健康食品も拡大し、全体的に売上を伸ばしている。
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2021年9月~2022年8月)
※標準分類の食品以下で商品名称に「快眠」「安眠」「睡眠ケア」「睡眠サポート」 「眠る力」などを含む商品で集計。2頁以降の商品名に快眠訴求の上記キーワードを含まない商品は集計対象外。
ヤクルト Y1000
ヤクルトY1000に含まれる乳酸菌シロタ株(L.ガゼイYIT9029)には、一時的ストレスがかかる状況でのストレスをやわらげる機能や睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を高める機能がある事が報告されている。(ヤクルトホームページより)
ヤクルト1000は宅配商品だったが、2021年10月に店頭販売のY1000が登場。人気が高まる中生産が追い付かず、品薄状態が続いていたが、7月から生産体制を強化し、売上が急伸。
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2021年8月~2022年7月)
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2022年7月)
カルピス 届く強さの乳酸菌W
届く強さの乳酸菌Wは、ガセリ菌CP2305株を配合した乳性飲料で、ガセリ菌CP2305株は心理的なストレスを和らげ、睡眠の質(眠りの深さ)を高めるのに役立つ機能、また腸内環境の改善に役立つ機能がある事が報告されている。(アサヒ飲料ホームページより)
2022年4月以降、金額が急伸。前年比も二桁アップが続いており、2022年8月は前年比219%。
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2021年9月~2022年8月
▲KSP-POS食品SM(全国、月次 2021年9月~2022年8月)
調査概要
POSデータ: KSP-POS 月次データ
期間 :月次 2020年9月~2022年8月
地域 /店舗数 : 全国 約840店舗
*KSP-POSは全国150社約1040店舗の食品スーパーから収集した販売情報データベースです。
参考
- 株式会社ヤクルト本社ホームページ https://www.yakult.co.jp/
- ハウスウェルネスフーズ株式会社 https://www.house-wf.co.jp/
- アサヒ飲料株式会社ホームページ https://www.asahiinryo.co.jp/