”2分でわかる”シリーズでは、食品スーパーのPOSデータをもとにした「KSPレンズ」のフィルタを使い、注目の商品群から見える変化を紹介します。
拡がる、豆腐売場で甘味購入
甘いものは楽しみたい。でも、健康も気になる。
そんな一見相反する気持ちに応えるように、豆腐売場で“甘味”の選択肢が広がっています。
和の甘味を思わせるものから、デザート、片手で食べやすい形状まで。味だけでなく、食べ方にも広がりが見られるのが、このフィルタの特徴です。
【代表商品例】

2026年春夏(3月~8月)で金額114%。商品数も増加
2026年3~8月のKSP-POSを見ると、「豆腐売場×甘味」の金額は前年比114.0%、数量は111.7%。ともに2桁伸長しました。
注目したいのは、売上だけでなく商品の選択肢も増えていることです。商品数は前年の65商品から76商品へ増加。一方、金額/商品は97.5%とほぼ前年並みでした。
一部の商品だけが全体を押し上げたというより、品揃えが広がりながら、売場全体の実績も伸びている様子がうかがえます。
(データ期間:2026年3月~2026年8月)
8月は金額118%。足元ではさらに伸長
さらに直近の8月単月を見ると、金額は前年比118.5%、数量は113.4%。6ヶ月を上回る伸びとなりました。商品数も45商品から53商品へ増加していますが、金額/商品は100.6%と前年並みを維持しています。
半年で見られた「商品が増えながら売上も伸びる」という動きが、足元でも続いている点は注目したいところです。
(データ期間:2026年8月)
季節によって変わる、売場の“顔”
このフィルタには、季節感のある味の商品が多く含まれます。2026年3月発売を含む今年の春夏新商品も上位に入り、売場で存在感を見せています。
今後、秋冬に向けた商品が加われば、上位の顔ぶれも変わっていく可能性があります。
定番商品に加え、その季節ならではの味や提案を取り込みながら、売場の顔が変わっていく。
そんな季節性も、「豆腐売場×甘味」を見るうえで注目したいポイントです。
(データ期間:2026年3月~2026年8月)
広がっているのは、味だけではない
もうひとつ見逃せないのが、商品の“形”です。
和の甘味やプリンのように、食後や家での間食として楽しむ商品がある一方、バーやスティックのように片手で食べやすい商品も見られます。
形状が変われば、食べるシーンも変わります。
仕事や家事の合間、外出前後の小腹満たしなど、これまでの「デザート」とは少し違うオケージョンにも広がっている可能性があります。
背景にあるのは、「甘味を我慢する」のではなく、「どうせ食べるなら少しでも健康を意識したものを選びたい」という気持ちなのかもしれません。
健康志向によって変わっているのは、商品の中身だけではなく、甘味を選ぶ場所や、食べるシーンそのものとも考えられそうです。
「KSPレンズ」のトレンドフィルタ「拡がる『豆腐売場×甘味』」では、こうした売場の変化をPOSデータから確認できます。
“甘味×健康”という視点から、生活者の選び方の変化をチェックしてみてください。
「KSPレンズ」では、食品スーパーのPOSデータをもとに、
注目の商品群をさまざまな切り口で見ることができます。
「KSPレンズ」について詳しく知りたい方は、紹介ページをご覧ください。
食品トレンドの小さな変化を読み解く記事は、「KSPレンズ」公式ブログでご覧いただけます。
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